光の海に魅せられて

無限と虹色という共通項を掲げるアイドル達を次元を越えて推すひとりのヲタの戯れ言ブログ。

終わりの時と、始まりの時。

最近の大混雑した心理状態的に、絶対何処かしらで整理を付けなきゃって思ってて。

どうせなら節目である7/15を目指して心の準備をしてたんだけど、今日のレンジャー読んじゃったら「フライングしたっていいじゃない!」って謎の使命感に背中を押されて、遂にブログに足を踏み入れました。

 

初めましてな方もそうでない方も、こんにちはございます。香月(かづき)と言います。

この挨拶の仕方をすると、余計なところでも正体がバレそうなんだけど、まあそれはそれ。癖なんだから治らないので諦めよう。

 

端的に自己紹介をすると「アイドルヲタ」です。

それが偶然にも同じテーマを掲げているグループに二次元と三次元の両方で出会ってしまったものだから、さあ大変。抜け出す事は絶対回避な沼のど真ん中で頭の芯まで浸かって早幾年月、な有り様です。

 

ちなみに二次元の方は、先日「メッゾライフドーム」で2daysのライブを大成功させ、3周年を前に今や旬真っ盛りとも言える「アイドリッシュセブン」。

三次元の方は4月にとんでもない事態を発覚させ、つい先日その結末を迎えた「関ジャニ∞」。

――…共通項はお分かりいただけましたでしょうか?

「Load of infinity」の名を1stライブに冠したアイナナと、グループ名にそのまま「∞」の文字を持つ関ジャニ∞

同じ7人体制(未だそう呼称させて貰います)で活動している彼らのそれぞれのテーマカラーは文字通りの虹色。

見事な程に良く似たグループに偶然にも同時期にMAXに沼へと突っ込んだものだと我ながら感心します。

 

さて、アイナナへの愛と先日のライブ(通称ナナライ)への思いはまた後日語るとして。

今日は少しだけ自分の話も交えながら、関ジャニ∞ベースの話を。

 

事務所の公式サイトであるJohnny’s Webでのメンバー連載更新日が毎週木曜日である訳なんですがか。

いつか来る、と分かっていたメッセージを遂に彼の言葉として受け取るのは、なかなかに心が折れるものがありました。

忘れもしない4月15日、午前11時の閲覧を指示されたファンクラブ会員宛てのメール。

そこで告げられた、すばるくんの脱退。

数日前から、週刊誌の余計な扇動に踊らされて、ファンの間で色んな憶測が飛んでいたのは事実で。それでも、万が一にも彼がその選択をする事は無いと皆して祈りにも近い思いで願っていました。

しかし、開いてしまったパンドラの箱の中身は、どう足掻いても変えることの出来ない現実でした。

 

元々、自分がジャニヲタになるなんて欠片すらも思っていなかった身の上です。最初に浸かった沼は二次元、

そこから移動した先はバンギャという三次元でも特殊な世界。どちらかと言えば対角線上にあるかの如く光の世界の存在であったジャニーズという肩書きの人々。

それがどこでどう道を違えたのか、気付いたらハイフンを経てeighterへと収まり、平然と防振と団扇、ペンラを手にライブに通い詰める定例行事が年間の流れとして組み込まれていたのです。

(余談ですが、私とは逆に「生涯亀梨担!」を宣言していた妹は、気がつけばK-POPヲタになり、ファンミや握手会へと全国から韓国までを駆け回る生活へと現在身を投じています。血の繋がりって、やっぱり存在するんでしょうね)

 

関ジャニ∞には、8人での活動時代が存在していた事を知っているのはジャニヲタにおける常識でしょう。しかし、残念ながら私がeighterに転がり落ちたのは既に7人体制になった後のこと。

もう1年、2年出会いが早ければその事態を体感していたのかも知れませんが、当時は逆に初めてハマったグループが6人が5人になる、4人になる〜みたいな事態で慌て回っていたので、幸か不幸か円盤や諸先輩方の話題からでしか当時の事情を推測する事は出来ません。

 

バンギャ時代に数多くの脱退・解散を見慣れてしまった人間にとって、光の世界の住人・ジャニーズのグループ間で脱退問題が発生する事は天変地異が起こらない限り有り得ないのでは無かろうか、と不敗神話のように信じて一切疑うこと無く、ジャニヲタの沼に踏み込みました。

しかし、蓋を開けてみれば案外存在しないとは言い切れない脱退問題。「まあKAT-TUNの場合は、メンバーの個性的に仕方ないよね」と、どことなくバンギャ経験の続きの勢いで受け入れていたのも事実でした。

(時は遡ること約10年近く前。ツンツンに尖りきった攻めの姿勢を剥き出しにして活動するKAT-TUNにはバンギャ上がりの同胞が数多く存在した気がします。…皆、元気かな)

 

そんなハイフンモードだった私が、不意のきっかけでeighterに転がり落ちたのは、それこそすばるくんがきっかけだったと言っても過言ではありません。

時は2009年10月のこと。未だ絶賛亀梨担だった妹の同行として入ったDREAM BOYSで見聞きした彼の生歌。

これでも一応バンギャ時代に数多くのバンドのライブに参戦し、色んなヴォーカリストの歌声は耳にしてきました。

様々な歌声の中、すばるくんの歌声は明らかに指折りに数えられる程に琴線に響く声音でした。

Twitterの何処ぞで、「世の中には、自らの命を削って、その輝きで我が身を輝かせる能力を持つ人々が居る」(非常に曖昧なニュアンスです)的な表現をしたツイートを見た記憶がありますが、その時に感じた感覚は、正に其れに近かった様に思えます。

すばるくんの歌声は力強く、芯を確かに持ちながらも、何処か危うさと儚さを秘めた諸刃の剣のような印象で。きっと、こういう歌を唄う人は生きるのに不器用なタイプだなと直感したのですが、それが正解だったと知るのはまた暫く経ってからの話。

 

そのまま、興味本位で当時としては新しい部類だった47都道府県ツアーの円盤に手を出し、ドキュメントまで見終わる頃には沼に足を踏み入れた事に自覚出来る程にどっぷりだった訳で。

(因みにこのままストレートに渋谷担になるかと思いきや、その円盤閲覧時から現在に至るまで、この10年近くを一切浮気すること無く安田くんに捧げて来たのだから、世の中謎だらけですね。アイライロのせいなのか、その前後にシングル「無責任ヒーロー」でdesireの歌唱シーンを見たせいなのかは未だ不明…でも、後者ならすばるくんと一緒に歌ってるんですけどねえ)

 

――…だいぶ話が横道に逸れましたが。

15日の会見自体は、仕事の関係でリアルタイムで見る事は出来ませんでした。

でも、TLから刻々と伝わって来る情報に、追い討ちをかけるように映像や画像を流すメディア。この、実体験したようで仮想体験で終わってしまったような状況のおかげでしょうか、私の思考は4月15日のまま、数ヶ月に渡り進展すること無くストップしてしまったのでした。

(その間、精神面を大きく支えてくれたのはもうひとつの推しアイドルであるアイナナの存在でした。ナナライが無かったら、多分もっと精神的に追い詰められていた気がしてなりません)

 

それでも、7月に近付くにつれ現実が遂に容赦なく動き始め。すばラジが最終回を迎え、各番組の最終出演回が放送されてゆき。ジャニ勉の2/∞で横山さんとすばるくんの尊すぎるレベルの関係性が放送され、クロニクルではまさかのHeavenly psycho合唱という爆弾を落とされ、畳み掛けるように訪れた最後の3日間連続歌番組出演。

(合間に安田くんの一件が発覚した時は、通勤中の電車でショックの余り意識を失いかけたのですが、その話も長くなるのでまた後日。)

余韻に浸る間も無く、もう見れなくなってしまう「関ジャニ∞渋谷すばる」を記録に残そうとハードディスクの容量と戦う日々でした。

…ええ、その時点では、未だ脳内時計は止まったままで、現実の受け入れまで追い付かずに居ましたから。

 

Twitterを見ているだけでも、色んな受け止め方をしている人が居るのが分かりました。

やっぱり受け入れきれずにいる人、これも旅立ち・ステップアップと見送ろうと心に決めた人、6人でステージに立つ札幌のライブを見るまでは思考放棄を決めた人…それぞれ、どの思いも分かります。

その中で、私が選んだ自己処理方法は「休憩しよう」でした。

 

この10年近い時間の中で見てきた、関ジャニ∞というグループは、決してファンであるeighterを無視して突っ走って行くようなグループではありません。

むしろ、自分達の事情を多少犠牲にしてでも、真正面からeighterに向き合ってくれる。大倉くん不在のツアーオーラスの時、メンバー全員でステージに並んで立ち、ライブをしても構わないかとわざわざ訊ねてくれた姿は未だに記憶にも鮮やかです。会場は既に埋まってる訳だから、有無を言わさず軽く説明して開催するだけでも済んだのに、きっちりと説明をして頭を下げた上で、ライブ中も少しでも彼の穴を埋めようという心遣いをあちこちに見せてくれました。

だから思ったのです。ちょっと位思考が落ち着くまで休憩して、それからまた追い掛けて走り始めても、彼らなら迎え入れてくれるだろうと。

 

また、円盤に毎度どれだけ詰め込んで来るんだと言わんばかりに収録された、メイキングやMCからメンバー同士がとてつもなく仲が良いのは、一度円盤を見ただけの人間ですら嫌という程分かるグループです。

今回のすばるくんの決断は、文字通りグループとしての成立意義を揺るがしかねないとんでもない話だったはずで。

ファンの立場からは、単純に惜しみ悲しむ程度しか出来ませんが、今までの時を共にしてきたメンバーは、どんな思いでこの決断を受け入れ、送り出す事に決めたのか。

勿論、色んな形で彼らはその思いを表現はしてくれていますが、それはあくまでも世間やファンが見聞きする前提で用意された言葉。その奥の真意は、本人達以外決して知る事は出来ないでしょう。

でも、だからこそ良いのだと思います。長い月日を共に連れ添った仲間の絆は、彼らだけで共有して誰にも見せないままでいて欲しい。

 

今日更新された連載を見て、それぞれの思いを感じて。「渋谷すばるはどれだけ罪な男なのだろう」と思いました。

 

時は平成最後の年。真夏を前にグループを去る罪な男、って何のキャッチコピーですか。貴方達自分らが出したシングルの歌知ってます?

「思い出」なんて言葉じゃ済まされない位、彼に惚れ込んだファンがどれだけ居ることか。

夏の間のたった1ヶ月なんて短い期間じゃなくて、事務所所属から21年、関ジャニ∞になって14年。そこに全てを捧げた人だって居るはず。

番組収録の際には、スタッフ関係者など大の男達を涙させ、Twitterの各所の芸能人にまでコメントをさせる。

一夜の過ち、なんて言葉で済まされない程に皆から愛された男。それが渋谷すばるなんです。

 

余りの類まれなる才能に、勢い余って音楽の女神にも惚れ込まれてしまった、本当に罪作りな人。

皆を惑わせた分、いつかその想いに応えて再び何処かで姿を見せて欲しいものです。

女の情念は怖いんだから、このまま雲隠れなんて許されないと思っていただきたい。

 

撮り貯めた番組すらマトモに観れない今、即答で「受け入れOK!」なんて未だ言えないけれど、貴方が14年間フロントに立って引っ張り続け、尚且つ今後の事までも委ねていった6人の事は、必ず応援し続けるから。

赤い命のコードを手に巻き付け、魂を言霊にして歌う姿は決して忘れない。

それこそ関ジャムに、「ソロアーティスト・渋谷すばる」としてセッションに来る日を楽しみにしています。

 

最後に聞けた言葉が「eighter」だった事が、どんな言葉や挨拶よりも、雄弁に思いを語ってくれたと思ってるから。

 

最後の連載が掲載された日に、どうしても彼への思いを現状の段階まででも形に残しておきたくて。

 

 

多分、こんな感じでポエミーな文面を綴り出したかと思ったらアホみたいに自担や推しを褒め始めたり、テンションがぶち抜けてたりする記事毎のテンションの高低差に耳がキーンとなりそうなブログになる予定です。

基本、自己満足で書いてますのでニュアンスで理解していただければ幸いです。

では、つらつらと初回投稿してみましたが、この辺りで。